イランのテヘラン郊外にあるオアシスの街 カーシャーン。世界遺産の庭園を有する旧市街を紹介!
サラーム!(ペルシャ語でこんにちは)
たびはれです。
昨日は地上波で初めて映画『名探偵ピカチュウ』が放送されましたね!
個人的にたびはれキッズがポケモン大好きで、一緒に大好きなのでとっても気になっている映画。
ノーカット、ということでひとまず録画いたしました。(笑)
後日ゆっくり見ます。
さて、タイトルとは全く関係のないことを書いてしまいましたが、本日はイランの首都テヘランと以前にご紹介したエスファハンとの間にあるカーシャーンの街をご紹介します。
カーシャーン、聞きなれない街かもしれませんが、テヘランからも車で約3時間程度の場所にあるため、観光客も多く訪れます。
なんといっても世界遺産に登録されているペルシャ式庭園の一つを有する旧市街は、砂漠のオアシスそのものといった雰囲気です。
街の小道だけでもフォトジェニックな写真が撮れる街としても是非ご紹介したい場所です。
またバラ、と言えばイランではシーラーズの街を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、イラン国内でも最も質の良いバラ水やバラの香水を作っているのがこのカーシャーンの街なのです。
今回はそんなフォトジェニックな砂漠のオアシスの街カーシャーンの、世界遺産の庭園を含む見所をご紹介します!
目次
- カーシャーンってどこにあるの?
- カーシャーンの街の歴史
- カーシャーンの見所
- カーシャーンの特産品 バラ水
- イランのテヘラン郊外にあるオアシスの街 カーシャーン。世界遺産の庭園を有する旧市街を紹介!のまとめ
カーシャーンってどこにあるの?
カーシャーンはイランの首都テヘランと『世界の半分』とも称された観光都市エスファハンとのちょうど間らへんに位置しています。
街のすぐ東側にはキャビール砂漠と呼ばれる砂漠が広がっています。
街並みの写真を見ていただくと分かるように、日干しレンガ造りの家が建ち並んでいていかにも乾燥しているーーといった印象です。
しかし、ガナートという地下水路が発達しており、オアシスの街として発展しました。
アクセス方法
どちらの都市からもおよそ3時間で到着する場所にあるので、長距離と言っても朝バスに乗ればお昼頃には到着できます。
ただし、日本と違ってバスにしっかりとした時刻表があるわけではないので、それぞれの街の長距離バスターミナルで確認しましょう。
イランは首都テヘランや観光都市エスファハンであればホテルなどで英語が通じるところも多いですが、現地の人が多く利用するバスターミナルなどではなかなか通じないこともあるため、ペルシャ語ができるよ!!大丈夫!!という人以外はツアーなどに参加するのが無難です。
ツアーはやはり移動が楽!
バスにもいろいろランクがあます。
このインスタのバスはランクが上の方。
余談・・・。
たびはれは学生時代にテヘランからエスファハンまで友人と二人長距離バスに乗りましたが、ギュウギュウ詰めだった上に、途中なんにもない道でバスが故障したからといって急に降ろされたという経験があります(笑)
次に来たバスにまたギュウギュウに詰められエスファハンまで。
今なら笑えます。
カーシャーンの街の歴史
この街の歴史は古く、紀元前550年~紀元前330年頃に栄えたアケメネス朝の頃より人が住んでいたと言われています。
しかし、この街に美しい庭園を造ったのはあの『世界の半分』と称されたエスファハンを造ったサファヴィー朝の王、アッバース1世なのだそう。
エスファハンからも(おそらくその時代はもっと時間がかかったでしょうが・・)さほど遠くないこの街は、王様たちの憩いの場所として栄えました。
街の見所を程よく見学しても、その日のうちにはテヘランやエスファハンへ帰ることもできるコンパクトな街なので、日帰りで来る現地の方もたくさんいます。
サファヴィー朝の王様たちのように、休日にゆったりするにはとてもいい場所です!
カーシャーンの見所
そんな砂漠のオアシスと呼ばれたカーシャーンの街の見所をご紹介。
どこも外側だけなんてもったいない!
是非建物の中に入って見学をしてほしい場所です。
フィーン庭園
イランの世界遺産『ペルシャ式庭園』の一つであるフィーン庭園は、あの日干しレンガの街並みとはうって変わって緑の糸杉の木々の中に水路が張り巡らされています。
この、庭園に水路が張り巡らされている、というのがペルシャ式庭園の特徴なのですが、日差しがとっても暑くてもこのゆらめく庭園の水と木々で作られる日陰でひんやりと感じられます。
先ほど街の歴史の部分にも記載しましたが、エスファハンを築いた王、サファヴィー朝のアッバース1世の命によって造られた庭園です。
庭園敷地内にはオープンエアなチャイハネ(カフェ)がたびはれが行った時にはあったのですが、今もあるのか否か、調べきれませんでした。。。
まだあるのであれば、そのチャイハネでチャーイを飲みながら、水たばこをふかしながらゆったりのんびり過ごすのがおすすめです!
ハーネイェ・タバータバーイー
かつての富豪、絨毯商人のタバータバーイー氏の邸宅。
カーシャーンの伝統的な邸宅として観光スポットになっています。
この邸宅の見所は美しいステンドグラス!
あの日干しレンガの外観からは想像がつかないカラフルな美しいステンドグラスを見ることができます。
フォトジェニックな写真を撮りたいかたはマストGOですよ~
ハーネイェ・ボルージェルディーハー
こちらもかつての商人、ボルージェルディーハー氏の私邸です。
こちらはもう宮殿のような豪華な造り!
壁面の装飾の細かさは本当に目を見張る美しさです。
建物内の天井の造形も大変美しく、明り取り窓から注ぐ光がさらにその美しさを際立たせます。
カーシャーンの特産品 バラ水
イランの国花は薔薇!そうイランは薔薇の生産国なのです。
さらにカーシャーンは世界でも有名な薔薇の生産地で、バラ水やバラの香水などが特産品として売られています。
バラ水は飲料としても飲まれていますが、スプレーボトルなどに入れてアロマミストのように使用することも可能です。
また、同じようにスプレーボトルに入れて化粧水にしても。
アロマが好きな方は世界的な薔薇の産地であるカーシャーンのローズオイルを是非ゲットしてくださいね!
イランのテヘラン郊外にあるオアシスの街 カーシャーン。世界遺産の庭園を有する旧市街を紹介!のまとめ
ここまでイランの首都テヘランの郊外にあるカーシャーンの街をご紹介しました。
世界遺産に登録されているフィーン庭園はもちろんのこと、かつての富豪たちの私邸なども見応えがあり、おすすめの観光地と言えます。
庭園にも、私邸の中にも、街中にも、映えそうな写真が撮れるスポットがたくさんあります。
ペルシャ式の庭園はイランの他の都市にもたくさん残っているので、このフィーン庭園を見たら他の庭園も周りたくなってしまうかも、いや、周りたいですたびはれは(笑)
カーシャーンは旧市街全体が干しレンガ造りで、街歩きしているだけでも砂漠の国に迷い込んだような体験ができるので、個人的にかなりお気に入りの場所です。
また、国花である薔薇の生産地としてバラ水がたくさん売られているからなのか、たびはれのカーシャーンの記憶には必ず薔薇の香りがついてきます。
(香りを思い出すだけなのですが。)
このフォトジェニックな街をいつか自分の足でまた歩きたいな、と思います!
世界中の新型コロナウィルスが一日も早く収束し、自由に気軽に旅に出られる日が来ますように!!
今はまだ頭の中で旅をしましょう!
本日も読んでくださりありがとうございました!
過去にイランの記事を書いていますのでご興味があればこちらもどうぞ。
↓↓↓↓