たびはれさんの脳内トラベル

元添乗員たびはれさんによる脳内トラベル紹介ブログときどき子育て日記

インド南部の大都市ハイダラバード・イスラム教徒の多くムスリム文化が根付く街

ナマステ!(ヒンディー語でこんにちは)

 

今回は、インドの中のイスラム世界、ハイダラバードについてご紹介します。

一般的に観光地として知られていないハイダラバードとはどのような場所なのでしょうか。

これこそ、脳内トラベルですね!(笑)いってみましょう!!!

 

目次

 

ハイダラバードとは?

ハイダラバード(現地のテルグ語: హైదరాబాదు,英語: Hyderabad)は日本語ではハイデラバード、ハイダラーバード、ハイデラーバード、、等様々な呼ばれ方があるようです。

今回はたびはれが行った時に、一番現地の方に通じた「ハイダラバード」に統一したいと思います。

インド南東部アーンドラ・プラデーシュ州の州都である都市です。

 

日本ではあまりなじみがない都市名かもしれませんが、インドでの人口の数ランキングでは第6位に入るほどの大都市なのです。

(1位ムンバイ、2位デリー、3位コルカタ、4位チェンナイ、5位バンガロール)

 

たびはれが個人旅行でインドに行った時には事前に読んで参考(憧れ)にしていた書籍が2つあります。

1つ目はバックパッカーのバイブル、沢木耕太郎「深夜特急」

深夜特急3-インド- (新潮文庫)

深夜特急3-インド- (新潮文庫)

 

これは、インドやユーラシア大陸をバックパッカーとして旅したことのある人にはかなり影響力を与えた本ではないでしょうか。

深夜特急に憧れて、深夜特急のような旅がしたい!と思って、日本を飛び出した人はたくさんいたのではないでしょうか。

また、大沢たかおさんが主演したドラマも旅情を掻き立てる内容で、素晴らしかったね。

深夜特急 完全版 第1便〜熱風アジア編 [VHS]

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  • 発売日: 2000/03/24
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劇的紀行 深夜特急 [DVD]

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  • 発売日: 2002/03/20
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2つ目は、妹尾河童「河童が覗いたインド」です。

1997年にベストセラーとなった「少年H」の著者の妹尾河童氏ですが、絵がとても上手で、特に泊まったホテルを上から眺めたかのような間取り図がわかりやすく、面白いです。

少年H(上) (講談社文庫)

少年H(上) (講談社文庫)

  • 作者:妹尾 河童
  • 発売日: 1999/06/09
  • メディア: 文庫
 
少年H(下) (講談社文庫)

少年H(下) (講談社文庫)

  • 作者:妹尾 河童
  • 発売日: 1999/06/15
  • メディア: 文庫
 

「河童が覗いたインド」は興味があることをとことん追求する妹尾河童氏の追求心が見事に描かれていて、見ていると行ったことがない場所でも、行ったような錯覚に陥るほど描写が素晴らしく、そして自分も訪れてみたくなります。

河童が覗いたインド (新潮文庫)

河童が覗いたインド (新潮文庫)

 

そして、たびはれもマネして、ホテルの部屋を上から眺めたような間取り図を描いてみましたが、残すにも値しないものだったので捨てました!(笑)

 

その「河童が覗いたインド」の中にも紹介されていた「ハイダラバード」に行ってみたい!という思いが強く、インドに訪れる機会があったので立ち寄ってみました。

ハイダラバードはどこにある?どうやって行く??

ハイダラバードへは日本から直行便がないため、経由もしくは陸路での移動が必要です。

デリー、ムンバイ(ボンベイ)以外にも、ANAは製造業のさかんで「インドのデトロイト」と呼ばれるチェンナイJALはIT都市でインドの「シリコンバレー」と呼ばれるバンガロールへの直行便就航を決めました。

ハイダラバードへは、その2都市またはムンバイから割とアクセスが良いです。

バスや鉄道での移動が良いでしょう。

ちなみにたびはれは東部のある街から、順調に行けば10時間くらいの移動のはずでしたが、鉄道の遅延もあり30時間くらい鉄道に乗りっぱなしでようやくハイダラバードに着いたという苦い経験があります。

インドの鉄道は時刻表があってないようなものなので、しょうがないのですが、、、

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30時間くらいずっと一緒だった、インドのずっこけ3人組!(笑)

 

ハイダラバードの見どころ

チャール・ミナール

旧市街にある街のシンボル的建造物。

4つの尖塔(ミナレット)という意味で、この周辺はイスラム教徒(ムスリム)の街です。インドでは公用語はヒンディー語とされてはいますが、南部に行くと、ヒンディー語も通じない場所がたくさんあります。

ハイダラバードではテルグ語がさかんに使われています。またムスリムの街なので、アラビア語も街中で良く見られます。

チャール・ミナル周辺にはムスリムの方がたくさん訪れ、近くのモスクで礼拝をしています。

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街中にはアラビア文字が溢れ、インドっぽくない雰囲気でした。

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ゴールコンダ・フォート

ハイダラバードから南西に7㎞くらい行ったところにある城です。

16世紀頃にこの土地を治めたクトゥブ・シャーヒー朝のお城で、周囲を3㎞ほどにわたって取り巻く非常に大きな城であったと考えられます。

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ちなみにハイダラバードの街からはバスが出ていますが、時間が合わないときには、オートリキシャ(インド式タクシー)も沢山いて、利用することもできます。

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シヴァ等ヒンドゥー教の神々が描かれた岩

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日本?中華風の庭園

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SAYONARA の文字

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ボリウッド?映画かドラマの撮影をしていました!!


ハイダラバードの街中の様子

イスラム教(ムスリム)文化が色濃く見られるハイダラバードの街並みです。

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先述チャール・ミナル

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南インド名物マサラ・ドーサ!カレー味のジャガイモ等をつまんで食べるインド風クレープです!

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ハイダラバード旧市街の街並み①

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ハイダラバード旧市街の街並み②

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ハイダラバード旧市街の街並み③

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ハイダラバード旧市街の街並み④

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ハイダラバード旧市街の街並み⑤


インド南部の大都市ハイダラバード・イスラム教徒の多くムスリム文化が根付く街のまとめ

今回はインドでも観光地としてはかなりマイナーな都市ハイダラバードを取り上げましたが、いかがだったでしょうか。

インドらしいインドの風景ではありませんでしたが、たびはれは非常に気に入っている街のひとつです。

宗教レスな日本で生活する無宗教なたびはれにとって、神や宗教のことや信仰については正直深くはわかりません。

しかしながら、世界の様々な場所に息づく宗教や、そこにいる人々の信仰心や宗教に対する思い等に関しては軽々しく考えたり、批評したいとは全く思っていません。

インドで生活していて、イスラム教を信仰としている人びとと多く接することができるハイダラバードはどこか異質に映り、でもそれが逆にインドらしいと感じられるのが、カオスなインドならではないのかと感じさせられる街でした。

是非また行きたいな!!!

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