サマルカンドブルーと称される青の都!ウズベキスタンの世界遺産、サマルカンドを紹介!
サローム!(ウズベク語でこんにちは)
たびはれです。
まだまだ毎日テレビをつけると新型コロナウィルス関連のニュースが多いですね。
ニュースなどってどうしてマイナスなものの方が印象に強く残るんでしょうか。
明るいニュースとの数の差もあるかもしれないですよね。
先日テレビで世界の絶景100選、というのを少し拝見しました。
リモート出演のテレビばかりでなく、そういった世界の美しい景色をどんどんテレビで紹介してくれたら心も癒されるな、なんて思いました。
今回は、たびはれの大好きなウズベキスタンはサマルカンドをご紹介したいと思います。
なぜかサマルカンド、と聞くと高校時代にハマっていたあるゲームの都市を思い出します(笑)
サマルカンドは、ゲームの世界とはもちろん全く違う、青のタイルが美しいイスラム建築物が多数見られるウズベキスタンが誇る世界遺産の都市です。
サマルカンド最大の見所である、レギスタン広場をはじめとしたサマルカンドの見どころをご紹介します!
過去に書いたウズベキスタンの記事です↓↓
目次
- サマルカンドってどこにあるの?
- サマルカンドの歴史
- サマルカンドのおすすめ観光スポット
- 青の都の夜の姿を楽しもう!
- サマルカンドブルーと称される青の都!ウズベキスタンの世界遺産、サマルカンドを紹介!のまとめ
サマルカンドってどこにあるの?
サマルカンドは、ウズベキスタンの首都タシケントの南西 に位置しています。
アムダリア川の支流、ザラフシャン川沿いにあります。
サマルカンドの街は大きくわけてレギスタン広場周辺の旧市街と、グム百貨店などがある新市街、アフラシアブの丘という3つのエリアに分けられます。
アクセス方法
首都タシケントからサマルカンドへのアクセス方法は、国内線、バス、鉄道があります。
タシケントからの所要時間は約1時間なので、効率よく周るには国内線を利用するのがベストです。
時間に余裕がある、という人は鉄道もおすすめ!
特急列車「レギスタン号」だと約3時間半でサマルカンドへ行くことができます。
バスで行く場合は、5~6時間かかります。リーズナブルに旅をしたい方はバスをちょしすしてもいいですね。
砂漠の中を走っていくので途中青空トイレになることは覚悟しておきましょう(笑)
サマルカンドの歴史
古くからシルクロードの要衝であったこの場所は、歴史上はじめて世に知れ渡ったのはなんと紀元前4世紀、アレクサンドロス大王の時代でした。
大王はすでに「話に聞いていたとおりに美しい」と言ったほど、この地はそんな昔から美しい場所だったのです。
元々は「マラカンダ」という名の街で、ソグド人によって発展した街でした。
その後、1220年、モンゴル軍の侵攻を受けます。
当時の街の人口約4分の3が殺されてしまったそうです。
破壊したのはあのチンギス・ハーンです。
そしてその後、ティムール朝を建国したティムールによりサマルカンドは甦ります。
様々な遠征地から職人や建築家を連れ帰っては、美しい建築物を建てたそうです。
「チンギス・ハーンは破壊し、ティムールは建設した」
と言われるのはこの歴史上の史実があるからなんですね。
そしてそのティムールが美しく作りあげた街は、2001年に「サマルカンド-文化交差路」として世界文化遺産に登録されました。
サマルカンドのおすすめ観光スポット
今回はサマルカンドのレギスタン広場周辺の旧市街エリアの見どころを紹介します。
レギスタン広場
サマルカンドと言えばこの景色!
見たことがある人も多い、3つのメドレセ(神学校)が広場に向かって建っている場所です。
サマルカンドの商業の中心であり、主要道路の交差点でもあった場所です。
ウルグベグ・メドレセ
レギスタン広場の西側に建つ神学校で、1420年に建てられました。
ウルグベグという天文学者の名がついており、彼も教壇に立ったと言われる神学校です。
天文学者であるウルグベグにちなみ、青い星をモチーフにしたタイルが使用されています。
シェルドル・メドレセ
元々ハナカと呼ばれる巡礼宿があった場所でしたが、1636年に神学校が建てられました。
シェルドル=ライオンが描かれた、という意味があり、トラのようなライオンが入り口アーチに描かれており、その背後には人面の日輪が描かれています。
イスラムの世界では偶像崇拝が禁じられており、それでもなおこのデザインを取り入れたのは、支配者が権力を示すためだったそうです。
ティラカリ・メドレセ
広場の正面にたつ1660年に建てられた神学校。
ティラカリ=金箔された、という意味があり、その名の通り大量の金が使用された礼拝所は必見です。
グリ・アミール廟
ティムール朝の建国者であるティムールやその息子たちが眠る廟。
元々はティムールの孫が建てたメドレセがあったのですが、彼が戦死してしまったたため1404年にティムールによって廟が建てられました。
建てた翌年にはティムール自身もなくなったため、ここに葬られたそうです。
ビビハニム・モスク
イスラム世界最大規模を誇ったモスク跡です。
なんとサッカー場が入ってしまうほどの大きさ!
1399年にティームールが建てさせたモスクで、その完成を早くしたいがために、建設現場に肉や貨幣を投げ入れてせかしたのだとか・・・。
それで完成が早まったのなら、なんだか本当にすごい・・・。
ですが、その早まった建築のせいかその後崩れていき、さらに地震により崩壊したそうです。
現在残っているのは1974年に再建された全く新しいモスクだそうです。
ちなみに名前の由来はティームールの妃ビビハニムからとられています。
シャーヒズィンダ廟群
サマルカンドでも聖地として名高い場所で、たくさんの巡礼者や観光客が訪れる場所です。
中央アジアの軍事的天才と呼ばれたティムールにゆかりのある人々の霊廟が建ち並んでいる場所です。
どれも青いタイルが美しく、霊廟と霊廟の間を吹き抜ける風も心地よい場所です。
ちなみに、入り口は行ってすぐの階段は行き(登り)の時と帰り(下り)の時に数えて、その数が同じであれば天国へ行ける、という言い伝えがあります。
シヤブ・バザール
レギスタン広場から徒歩で行ける距離にあるバザールです。
サマルカンド名物のナンや、季節に応じた野菜や果物などずらーーーっと並んでいる姿は見ているだけでも楽しいです。
名物のナンは是非一度試してみてください~。
青の都の夜の姿を楽しもう!
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旧市街の中心とも言えるレギスタン広場は、日没後ライトアップされます。
その姿は幻想的で、青のタイルがお日様の下とは違う輝きをします。
また、時期によってはコンサートが開かれたり、プロジェクションマッピングが行われることもありなす。
夜の姿も是非見に行きましょう!
サマルカンドブルーと称される青の都!ウズベキスタンの世界遺産、サマルカンドを紹介!のまとめ
青い空に負けないくらい美しい青いタイル。
青の都と称されるのがわかりますよね。
そしてそのタイルの精巧なデザインも目を見張るものがあります。
一つ一つゆっくり眺めていると、本当に時間もゆっくりと流れる、そんな場所です。
レギスタン広場も王道で大好きな場所ですが、たびはれ個人的にはシャーヒズィンダ廟がお気に入りの場所です。
サマルカンドはとにかく春先でも暑い場所なのですが、シャーヒズィンダ廟は割と日陰もできやすく、風が心地よく感じる場所で、美しい廟の数々をゆっくり見られるからです。
この暑い中、ビールをのみシャシリクを食べる。
これ、本当に最高です!(笑)
旧市街エリアを中心に今回はご紹介しましたが、アフラシアブの丘エリアについてもまたご紹介したいと思います。
ウズベキスタン、魅力はまだまだいっぱいあります!!
それでは、今回はここまで。
本日もありがとうございました~。