コーカサス地方の火の国?!未知の国アゼルバイジャンを紹介!
サラーム!(アゼルバイジャン語でこんにちは)
たびはれです!
アゼルバイジャン語での「こんにちは」ってペルシャ語と同じなんですね。
今回調べて初めて知りました。
というかおそらく行った時にも同じような驚きをしたはずなんですが、忘れていました(笑)
言葉って面白いなぁと思うのですが、例えばタジキスタンとイランは文字は違うのですが、音は同じことが多く、ちょこっとペルシャ語をかじったたびはれはタジキスタンで言葉が通じました。
確かウルドゥー語も似ていたような。
言語学に詳しいわけではないのですが・・。
陸が繋がっていると言葉もこうやって似ているところが見つけられたりして面白いですね。
日本は本当に中国から伝わった漢字は別として、カタカナやひらがなって特殊だなぁと思います。
さて、今回はそんな言葉が似ているイランの北側に位置しているコーカサス3国の一つ、アゼルバイジャンをご紹介したいと思います。
以前にアルメニアとジョージアについては紹介したので、こちらも良かった呼んでみてください~
目次
アゼルバイジャンってどこにあるの?どんな国?
アゼルバイジャンは、東にはカスピ海が広がっており、北はロシア、西は ジョージアとアルメニアと接しています。
首都はバクーで、国の東側、カスピ海側にあります。
北側にはコーカサス山脈がそびえ、東にはカスピ海といった豊かな自然に囲まれている国でもあります。
どんな国?
アゼルバイジャン、どんなイメージがありますか?
たびはれは行くまで全くイメージはありませんでした。(笑)
どこ?
くらいの感じでした。
南のイランや中央アジアのウズベキスタンなどと同じく、シルクロードの要衝として栄えた場所です。
お隣アルメニアやジョージアは割とキリスト教色が強く、見所も歴史的な教会が多いのですが、アゼルバイジャンはどちらかというと南のイランよりで、イスラム教色が強く感じられる国です。
しかし、イランのように女性がスカーフをかぶらなければいけない、といったことはなく、イランとも雰囲気は少し違います。
アゼルバイジャンの世界遺産
街は近代化が進んでいるものの、世界遺産もある見どころたっぷりの国です!
アゼルバイジャンの世界遺産は下記です。(2020年6月現在)
- コブスタンの岩絵の文化的景観
- 城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔
- シャキの歴史地区とハーンの宮殿
日本からのアクセス方法
アゼルバイジャンまでは残念ながら日本からの直行便はないため、他国の都市で乗り継いで行く必要があります。
カタールのドーハやUAEのアブダビ、トルコのイスタンブールなどを経由して行きましょう。
ビザ情報
アゼルバイジャンを観光の際にはビザ取得が必要です。
ビザの取得には下記の3つの方法があります。
- 空港到着時にアライバルビザを取得(無料)
- ASAN VISAシステムで取得(有料)
- アゼルバイジャン大使館で取得(無料)
詳しくは下記を参照してください。
アゼルバイジャンおすすめ観光スポット
ここからはアゼルバイジャンのおすすめスポットをご紹介します。
火の国と呼ばれる所以もわかる場所が出てきます!
アゼルバイジャンの魅力をご覧ください。
おすすめスポットその①バクーの旧市街
ペルシャ語で「風が吹きつけた」という意味があるバクーという街。
その名の通り強い風がたびたび吹き付ける街でもあります。
かつては二重の城壁で囲まれた街で、現在残っている内城が世界遺産に登録されています。
12世紀末に造られたもので、「イチェリ・シェヘル」と呼ばれています。
石畳の道が続く、歴史ある街並みを見ることができます。
乙女の塔
旧市街の入り口付近にある乙女の塔は、高さ28メートルの塔です。
中に入り上まで登ることができます。
てっぺんからはカスピ海を望むことができます!
塔の名前由来は様々な説がありますが、一説には王様と結婚したくなかった娘の王女が身投げした塔であったと言われています。
シルヴァンシャー宮殿
13世紀~16世紀に栄えたシルヴァンシャー王朝の宮殿です。
モスクやハマーム(お風呂)、王族の廟などの跡を見ることができます。
地下が牢屋になっている裁判所跡も残っています。
おすすめスポットその②ゴブスタン
『コブスタンの岩絵の文化的景観』として世界遺産に登録されているゴブスタンには、古いもので紀元前14,000年ころに描かれた岩絵がのこっています。
首都バクーからは車で約1時間の場所にあり、岩山を登っていく必要があります。
ごつごつの道なので、行く場合は歩きやすい靴で行きましょう!
おすすめスポットその③ヤナル・タガ(燃える山)
ディガーという街にある山で、山の地下から噴き出すガスによって自然発火し燃え続けている光景を見ることができます。
不思議な光景でなかなかの人気スポットです。
おすすめスポット④アテシュギャーフ(拝火教寺院)
バクー郊外のヤナル・タガ(燃える山)近くにあるアテシュギャーフ寺院は、火を神聖視するゾロアスター教(拝火教)の寺院です。
アテシュ=火、ギャーフ=場所、という意味があり、その名の通り燃え続ける火を祀っている寺院です。
この寺院が位置するエリアは元々油田地帯で、地面から噴き出す天然ガスによって火が上がる様子を見たゾロアスター教徒たちがここに寺院を建てました。
建物は16~18世紀頃の物と言われています。
シルクロードの隊商宿としての機能もあったそうです。
おすすめスポット⑤シャマフ
首都バクーから西へ約110キロの場所にあるシャマフという街。世界遺産のシェキ・ハーン宮殿へ行く途中にある街です。
シルヴァンシャー王朝の都が一番最初に置かれた古都です。
コーカサス地方最大のモスクと言われる美しい金曜モスクや、7つのドームの墓と呼ばれる見所があります。
7つのドームの墓は12~14世紀に造られた霊廟で、元は7つありましたが、アルメニアの侵攻や地震により現在は4つしか残っていません。
おすすめスポット⑥シェキ・ハーンの宮殿
シャマフからさらに西にあるシェキの街にある世界遺産です。
18世紀に建てられた美しい宮殿で、最大のポイントは釘を一切使わずに建てられている、という点です。
シェキ・ハーンの夏の宮殿として建てられたこの宮殿は、木組みのみで建てられた貴重な建物なうえ、外観・内観ともにとても美しい場所です。
コーカサス地方の火の国?!未知の国アゼルバイジャンを紹介!のまとめ
アゼルバイジャンがなぜ火の国と呼ばれているか、それはゾロアスター教によるものでした。
天然ガスが噴き出ているという土地の特徴にも由来していますね。
なかなかピンポイントでアゼルバイジャンへ旅行を計画されるかたはいないかもしれませんが、アルメニアやジョージアなどコーカサスの国と合わせて是非足を延ばしてもらいたい場所です。
隣国との雰囲気の違いを存分に楽しめます。
また、カスピ海ではカスピ海クルーズも行われています。
が、いかんせん強風が良く吹く街で、強風により欠航となることもたびたびあります・・・。
日本では今日(6月19日)からいよいよ県外移動自粛緩和されますね。
県外に実家があったり、会いたい方が遠くにいる方はほっとされたのではないでしょうか。
東京の感染者はなんだかあまり減っていないように感じますが、この移動自粛緩和でまた全国がパニックにならないといいなと願います。
そしていつの日か海外旅行自粛緩和の日が来ますように!
というか、緩和されても行きやすくなかったら行けないですから、気軽に行ける時が早く来ますように!!