にょきにょき岩がかわいい!ミニカッパドキアと称されるイラン北西部のキャンドバーン村を紹介!
サラーム!
たびはれです。
どんどん気温が上がっていく季節ですね。
そして梅雨も近づいているため湿気も高くなってきますね。
そんな中のマスク生活は結構しんどいなぁなんて思います。。
鼻と口周りに汗が・・・。
どこへ行っても受付やレジにビニールのシートがかかっていますが、中側に空調があれば別ですが暑くないのでしょうか?なんて考えてしまいます。w
さて、今回は以前にご紹介したイランの北西部にあるミニカッパドキアと称されるキャンドバーン村をご紹介したいと思います。
カッパドキアと言えばトルコの世界遺産として有名ですよね。
そのミニバージョンともいえる景観がイランで見ることができるんです。
壮大さでいうとトルコのカッパドキアにはかないませんが、イランのキャンドバーン村はその素朴さが何とも言えない魅力です。
それではご紹介していきましょう!
tabihare-i-s.hatenablog.com
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目次
- キャンドバーン村ってどこにあるの?
- キャンドバーン村の歴史
- キャンドバーン村の見どころ
- キャンドバーン村周辺のおすすめスポット
- にょきにょき岩がかわいい!ミニカッパドキアと称されるイラン北西部のキャンドバーン村を紹介!のまとめ
キャンドバーン村ってどこにあるの?
キャンドバーン村はイラン北西部の代表的な街であるタブリーズから南に約50キロの場所に位置しています。
また、標高3,707mのサハンド山と呼ばれる山の麓に位置している村です。
イランの北西部と言えば、砂漠のイメージよりも、カスピ海沿岸といったイランではいわゆるリゾート地や避暑地となる場所に近く緑も豊かな場所です。
そのため、タブリーズの町からキャンドバーン村へ向かう途中も丘陵地帯でアプリコットの花などを見ることもできます。
ちなみにイランの気候は基本的に乾燥していることが多いのですが、カスピ海沿岸に限っては湿度が割とあります。
避暑地として国内では有名で、別荘がずらーっと並んでいる場所もあるんですよ。
イラン人の友人の別荘に遊びにいった経験がありますが、15年も前で写真も残っていない・・・・ですが、カスピ海沿岸についてもまたご紹介したいと思います。(余談でした)
イランのいわゆる王道の観光地はエスファハンやシーラーズといった街ですが、そういった場所とは少し違ったイランを見られるのが北西部の魅力かなと思います。
アクセス方法
村なのでアクセスはミニバスかタクシーになります。
以前もイランの記事に書きましたが、イランの特に王道の観光都市から外れると言葉が英語が通じないことは多々あります。
バスの行き先表示もペルシャ語表記なので、イラン旅行初心者にはなかなかハードルが高くなります。
お勧めはやはり日本からのツアーに参加する、もしくは首都テヘランにて現地ツアーを手配して参加することをお勧めします。
より安心なのは日本からのツアーですね。
キャンドバーン村の歴史
キャンドバーン村には、遊牧民を祖先とするカシュガイ族が住んでおり、およそ700年前にこの地に住み着いたそうです。
村の入り口付近にはレンガ造りの家も建っていますが、にょきにょき生えた奇岩をくり抜いたいわゆる洞窟住居に住んでいました。
このにょきにょきの奇岩たちは、サハンド山の溶岩が風化や浸食によって削られてできたものだそうです。
今もなお洞窟住居には人が住んでおり、観光で行くとお家の中を見せていただくこともできます。
岩の住居は夏は涼しく冬は暖かいのだとか。
トルコのカッパドキアへ行かれた方カッパドキアとはすこーし違うけど共通店もあるなぁと感じるかなと思います。
小ぶりの奇岩群がにょきにょきのこの光景はとても不思議で、面白いですね。
キャンドバーン村の見どころ
見どころはやはり何といっても奇岩の中の住居、そして村全体の景観です。
村の奇岩内の住居を見学したい場合は、村の人に交渉が必要。
こちらはやはりツアーに参加が安心・安全です!
奇岩内の住居は2階で高いものだと4階のものもあります。
奇岩群の間には細い階段があり、上の方の住居へ行けるようになっています。
ドアも小さめ、天井も低めです。
お家によって扉の色が違い、青やら緑やらカラフルでとってもかわいかったです。
村には洞窟住居を利用したホテルもありますので、旅の時間に余裕がある方はこの村に一泊してみてもいいかもしれません!
村を観光する際の注意点
村を観光する際の注意点ですが、イランを旅行する際に注意することとほぼ一緒です。
- 女性はスカーフをかぶるおよび、体の線が出ないような服装を心がける
- 写真を撮る際、現地の人が映り込む場合は写真を撮っていいか許可を得る → 女性は嫌がる方もいます。トラブル回避のために確認しましょう。
- 村にごみなど落とさない → イランに限らずどの国でも最低限のマナーは守りましょう!
- 奇岩内の住居見学を予定している方は、細い急な階段を上ることもあるので歩きやすい靴で行きましょう
現地の人はここで生活をしていますので、観光と言えど彼らの生活を邪魔するような迷惑行為は避け、気持ちよく観光しましょう~
宗教の違う国なので写真を撮る際も女性に向けていきなりカメラを向けるようなことは失礼に値します。十分に注意しましょう。
どうしても現地の人を撮りたい場合は心地よく写真OKしてくれる人もいるので、許可を得て撮りましょう!
キャンドバーン村周辺のおすすめスポット
キャンドバーン村はとても小さな街です。
住居内の観光をしても半日ほどあれば十分に観光が可能です。
そのため、タブリーズの町から日帰りで観光する方がほとんど。
タブリーズの町のおすすめスポットと、少し足を延ばしたマークーの町をご紹介します。
タブリーズ
タブリーズはイラン北西部の中心的な街で、北にはアゼルバイジャン、西にはトルコなどの国境が近く、シルクロードの宿場として栄えた街です。
国境が近いので交通の要衝ともなっている街です。
バザール
1000年以上の歴史があると言われているタブリーズのバザールは見所の一つ!
シルクロードの中継地であったタブリーズならではの見どころと言えますね。
かつては『東方見聞録』を書いた冒険家のマルコ・ポーロなども訪れたとか。
イラン国内でも大規模級のこちらのバザール。
バザールを訪れた方はご存じかもしれませんが、中はだいたい食品売り場には食品店がずらーり。
宝石ゾーンは宝石店がずらーり。
お土産屋さんゾーンはお土産屋さんがずらーり。
日用品店ゾーンは日用品店がずらーりです。
屋根付きの路地をずーっと迷路のように練り歩くのが楽しいバザールです。
アゼルバイジャン博物館
隣国アゼルバイジャンの民俗学と考古学の資料が展示されている博物館です。
紀元前頃からのこの地域で出土した物も展示されています。
考古学や民俗学に興味がある方は面白い博物館。
マスジェデ・キャブード
15世紀頃にジャハーン・シャーの元建てられたモスクで、かつてはモスクを覆っていた青いタイルが美しいことから「ブルーモスク」と呼ばれていたモスクです。
しかし、イランも日本と同じ地震大国で、度重なる地震の損傷からそのタイルのほとんどが崩れてしまったそうです。
修復作業も進められているようですが、残っているタイルたちも大変美しいモスクです。
マークー
マークーはタブリーズの町から車で約4時間ほどの場所にあるトルコとの国境に近い街です。
この街からはノアの箱舟で有名なアララト山を見ることもできます。
そしてこの街の見所はなんといってもガラ・ケリーサー(黒の教会)と呼ばれる教会です。正式名は聖タデウス教会。
アゼルバイジャンで殉教したと言われる12使徒の一人であるタダイに捧げられた教会だそうです。
元は68年に造られたものですが、現在残っているものは17世紀頃に再建されたものだそうです。
かつては黒い石で建てられたことから教会の名前が付いたそうです。
写真で見てもわかるように黒い部分がありますよね。
外壁のレリーフが大変美しく、一見の価値のある教会です。
ちなみに、こちらの教会はイランの世界遺産に登録されている『イランのアルメニア人修道院建造物群』の一つとなっています。
タブリーズまで来たのなら是非足を延ばして見に行きましょう!
ちなみにマークーの町ではトルコ風なケバブを食べることもできます!
ちょっとイランのケバブ飽きちゃったわ~なんて方にはおすすめです。w
にょきにょき岩がかわいい!ミニカッパドキアと称されるイラン北西部のキャンドバーン村を紹介!のまとめ
イラン北西部にあるミニカッパドキア、キャンドバーン村とその周辺のおすすめスポットについてご紹介しました!
写真を見返しているだけでも、北西部は自然が豊かでのどかでワーーーーまた行きたいーーーーとなりました。
イランって本当にいろんな顔を持っていて魅力がたっぷりな国なんです。
そしてごはんも美味しい!
いつかイランのごはんだけの記事をアップしたいなぁと思っています。
トルコのカッパドキアの世界は本当に規模も大きく圧巻ですが、イランにあるこの小さなカッパドキアもまた趣があり魅力的です。
そしてこの地域は移動の道中も時期によってですがお花を見ることができたり、雪をかぶった山々を見ることができたりと、美しい景色が多い地域です。
旅先としてはマイナーなエリアではありますが、たびはれは一押しです!!
イランの王道旅行もしかり、イランのマイナー旅行も是非楽しんでほしいと思います。
一日でも早く海外旅行へ気軽に行ける日が来ますように!
コロナの収束を願って。