世界遺産・古代都市ダマスカス(シリア)の旧市街や市内をぶらぶら歩いてみた。
アッサラームアライクム!(アラビア語でこんにちは)
すっかり夏らしい気候がやってきて、エアコンが手放せなくなってきました。
今年は例の新型ウイルスの影響で、在宅ワークされる方が多く、エアコンの売れ行きが良いというニュースを見ました。
経済は滞っているようですが、とあるものの需要が増えたり、どんなものごとでも一長一短があるんだなあと感じました。
さて、本日は、シリアは首都ダマスカスを紹介しようと思います。
先日、リビアの砂漠をご紹介したときに、内戦、紛争で、現在入国ができなくて悲しいという記事を書きました。
今回のシリアも同じことが言えます。
10数年前に訪れたときの様子を紹介したいと思います。
目次
- ダマスカスはどこにある?シリアってどんな国?
- ダマスカスにはどうやって行くの?査証(ビザ)は必要?
- 世界遺産・古代都市ダマスカスの見どころ!
- ダマスカスでの食事は?日本人に合うの??
- ダマスカスの夜の楽しみ「ハマム」とは??
- 世界遺産・古代都市ダマスカス(シリア)の旧市街や市内をぶらぶら歩いてみた。のまとめ。
ダマスカスはどこにある?シリアってどんな国?
ダマスカスはシリアの首都、中央部に位置しています。
たびはれはヨルダンから陸路で国境を越え入国しました。
ヨルダンは比較的英語が通じましたが、シリアはほとんど通じず、苦労をしたような、それが異国感味わえて面白かったような記憶があります。
シリア・アラブ共和国は古き良きイスラム国家で、独自のイスラム文化を大切にしているような国でした。
ダマスカスにはどうやって行くの?査証(ビザ)は必要?
10年前にはダマスカスにも査証さえあれば簡単に行くことができました。
エミレーツ航空、カタール航空、エティハド航空、、、中東系の航空会社でいけば、乗り継ぎも簡単で、時間のロスも少なく行けました。
2020年現在、外務省の海外安全ホームページ上では真っ赤赤のレベル4(退避してください、渡航はやめてください)ですので、当然ではありますが、残念ながら査証(ビザ)の発給は行われていません。
たびはれが行った時は日本のシリア大使館で、事前に査証を取得することができて、ヨルダンとの国境も(言葉は通じないながらも)スムースに越えることができました。
世界遺産・古代都市ダマスカスの見どころ!
旧市街オールド・ダマスカス
まずはダマスカスの魅力の一つである旧市街オールド・ダマスカスです。
アラビア文化の古き良き雰囲気を味わいたいnなら、まずは訪れてみましょう!
スーク
同じくシリアのアレッポと並び、アラブ世界でも有数の大きさと言われていた喧騒の大市場!
旧市街入り口からウマイヤド・モスクまでの間、所狭しと並ぶ店店、人々の活気は、行ってみないと味わえません。
ウマイヤド・モスク
ダマスカスが栄えたウマイヤ朝時代、715年ころに建てられた歴史あるモスク。
聖なる場所だと考えられています。
金曜日には沢山のムスリム(イスラム教徒)が集い、祈りを捧げています。
夜にはライトアップされていて、幻想的な姿を見せてくれます。
中に入ってみるとめちゃくちゃ静かで、祈りをささげる人々の息遣いが聞こえてくるようでした。
ミフラーブが今まで見たモスクの中で、一番美しく、周りの幾何学模様も気持ちよく視界に入ってきました。
人々の信仰深さや、イスラム教徒とは?と考えさせられるモスクでした。
真っすぐな道
旧市街に入り、ジナン・バシャ・モスクから東口まで続く1,500mのまっすぐな道。新約聖書の、キリスト教徒逮捕のため、ダマスカスに向かったサウロが、近郊で失明し、休養のため運ばれ、聖アナニアに出会った場所があると言われている場所でもあります。
アゼム宮殿
1,749年にダマスカスの統治者であるアッサード・パシャ・アル・アゼムによって建てられた邸宅です。
ヒジャーズ駅
1917年オスマントルコ時代に造られた、美しい駅舎。
2009年当時、列車は乗り入れてはいなく、観光用の駅でした。
ダマスカス大学
1,923年に創立された由緒正しい大学。
ちかくを通ったので、お邪魔してみましたー。
イスラム文化の中ではありますが、共学で、女学生もけっこういて、新鮮な雰囲気に見えました。
カシオン山
聖書によると、この世界ではじめて殺人が起こったのは、このカシオン山だそうです。
眺めがよく、ダマスカスの街が一望できます。
公共交通機関がないため、タクシーを貸切ってくる必要があります。
夕方や夜のライトアップされた街並みは見応え十分です。
新市街
新市街は、現状のダマスカス市民の様子が分かって面白いです。
新市街といっても、英語が通じるところは少ないです。
ダマスカスでの食事は?日本人に合うの??
食事は圧倒的にいわゆるアラブ料理です。
イスラム教の教えに基づいたハラール料理が基本となります。
味付けはシンプルなものが多く、日本人の口にもとってもあうと思います。
ダマスカスの夜の楽しみ「ハマム」とは??
ダマスカス市内には、キリスト教徒の多い地域でお酒の提供をしていたりはしますが、基本的には禁酒です。
あっまーーーいスイーツを食べたり、水たばこをプカプカ吹かすのも良いですが、ダマスカスの夜に是非行ってきたいスポットがあります。
それはハマム(ハンマーム)です!!
いわゆる銭湯ですが、あかすりやマッサージを受けたり、サウナを味わったり、楽しみ方はいろいろあります。
たびはれは2箇所ハマムに行ってみたので、ご紹介します。
HAMMAM AL SELSELAH
HAMMAM AL MAHK AL ZAHIR
ロビーを含めて、とってもきれいなハマム。
入浴後にくつろぐのが最高でした。
世界遺産・古代都市ダマスカス(シリア)の旧市街や市内をぶらぶら歩いてみた。のまとめ。
ダマスカスのご紹介いかがだったでしょうか。
古き良きイスラムの雰囲気をあじわうにはぴったりな場所です。
残念なことに、2011年アラブの春以降、未曽有の内戦が続いており、旅行で訪れることが難しくなってしまいました。
美しい街並み、優しい人たち、シリアの風景にもう一度で会いたいなと願うたびはれです。
いつの日か、内戦が収束し、昔のように美しいダマスカスの街並みに再開できることを楽しみにしておきます。
そして、世界中、美しいものは永遠ではないのだということをかみしめ、気兼ねなく旅行ができる日が来たのなら、是非たくさん旅行し味わっていきたいなと思います。